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海神
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作詞 Metaphysical Cat |
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水が大地に滴り
そこから命が息吹くとき
嵐の前の静けさ
世界は闇に呑まれて
漣ほどの勇気で
ここまで歩んできたけれど
奇妙な胸のざわめき
私は弱さを知った
立ち向かう為の犠牲なら厭わない
堅牢な矜恃を庇いすぎて
本当の自分が解らなくなる
いつ私の決意は
無くなってしまったの?
やがて大地が乾上がり
命に光が翳るとき
ふたつの窓の向こうに
寂しい雨を降らせて
疾風怒濤の半生
ここまで歩んできたけれど
渦巻く胸に儚さ
少し春風が吹いた
舞い上がる花の名前ならここに在る
瀟洒な台詞で誤魔化しても
本当の自分じゃ居られなくなる
いつ私の決意は
鈍ってしまったの?
麗らかな波の随に
身体ごと委ねられたら
怖かった悪夢さえ平気になって
きっと笑える
上手に笑える日が来る
殺め合う為の正義など邪魔なだけ
旋律の行方 もどかしくて
本当の自分が解らない 解らなくて
いつ私の決意は
死んでしまったの?
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