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瑠璃蝶々
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作詞 Metaphysical Cat |
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私は闇に戦ぐ瑠璃蝶々
蜜は罪の味で醜さは美しさ
こんなにも心が汚れてしまった
気付いたら瓦礫が肩まで埋もれていた
私なら疾っくに死んでいる
私は夜行性の瑠璃蝶々
こんな宝石(いし)の為に次の日も期待して
随分と私は荒んでしまった
こんなにも破壊で安らぎを満たすけど
不覚にも正義に囚われて
手枷と足枷で私は磔の蛹になった
そして新たな名前が付いた
光が届きそうにない独房(へや)で
淋しさと孤独を食べて生きているのに
罅割れた双つの硝子の向こうに
したたかな希望が地面を照らしながら
近付いてくるのが見えるけど
貴方にとって椿事だったようで
こんな屑の為に次の日を期待して
随分と貴方は見る目の無い人
どこか螺子が緩んでいると思ったのに
不覚にも私の方だった
少しの着飾りで私は煌めく踊り子になった
そして新たな名前が付いた
私にとって人生の転機
これまでの軌跡が噓だったかのように
争いを平和で塗り潰すだけで
現在(いま)までの過ちが無かったことになる
なんて素晴らしくて反吐が出そう
何とか生きていく術や意味を
誰かが簡潔に気付かせてくれたから
私は綺麗な身体になりたくて
残っている懺悔すべき日々その凡て
規則の波に飲まれていこう
自由と不自由で私は普通の女の子になった
そして貴方を愛する為に
私は咲き添い舞う瑠璃蝶々
愚かだった過去を含めての美しさ
私は唯一無二の悪意の華
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