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猫の本懐
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作詞 Metaphysical Cat |
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君のとなりで
まるく寝転がって
君の体温
その手で撫でてほしい
幼い頃は
同じ始まりだったのに
知らない間に
いつか追い越しそう
僕のとなりに
きらきらした笑顔
無垢な涙も
今でも憶えている
どこに居たって
君は探しに来るから
ひどく困る
だけど嫌じゃない
君との想い出は
これから少しずつ増えていく
こころの棚から
零れてしまうくらいに
ついさっきまで
傍に居た今がもうここに居ない
君は必死で探すけど
だいじょうぶ 僕も探すよ
一緒なら何も怖くない
君は泣きながら
少しだけ乱暴に抱く
僕の本音は
気付かないでほしい
遠のいた距離
からだを蝕む鼓動
眩しい君は
残酷なほど無邪気で
ひどく困る
だけど嫌じゃない
君と過ごす日々は
何とも言い表せないから
見知らぬ未来を
待ち侘びながら眠ろう
ふと気付いたら
あの頃の君は遠くへ行った
僕は誇らしくなるけど
やっぱり少し寂しい
そんな小さな不安さえ
君は微笑んで
風のように僕をさらう
君のとなりで
まるく寝転がって
君の体温
その手で撫でてほしい
幼い頃は
同じ始まりだったのに
いつの間にか
追い越してしまった
僕のとなりで
笑顔がよく似合う
泣き顔の君
『そんなに泣かないで』と
どこへ行っても
君を探しに行くから
探さなくて良いよ
また会えるから
僕の過ぎた日々は
君だらけの最高の宝物(もの)で
こころの棚には
隙間すら無いくらいに
ついさっきまで
傍に居た今はもうここに居ない
君は残りの歳月を
したたかに生きていくんだ
意地悪なお願いをしよう
君が忘れてしまえるように
誰かを見つけて?
同じ名前をつけたら
何だか妬けるけど仕方ない
その分だけ その分だけ
大切にして?
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