|
|
|
六畳の夏空
|
作詞 マルC |
|
畳六枚分の部屋 肩身が狭すぎるから
夏空の下 下町に繰り出した
熱い風が滲みる肌 やけに若々しい並木
電柱街路を早歩きする
ちっぽけな世界での海の広さを確かめに
潮風吹きしきる丘に向かおうか
道進めど進めど入道雲は最果てに
抹香鯨の様に浮かんでいるな
乱気流に彷徨った幸せの蒼い鳥 電柱に独り
僕と代われるなら
モノクロな世界での空の青さを確かめに
ひこうき雲なぞり空に昇れるよな
まだちっぽけなのは僕なんだ
けれど 青青とした空に誓う
「広い世界へ行く」と
今日はとりあえず帰ろう
六畳に帰ろう
熱さの残るセメントに映る逃げ水追いかけて
|
|
|