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I'M BREATHING
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作詞 朔neko. |
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冷たい床のうえでと
屈(かが)むように寝転んで
開けっ放しの窓から入る風を受けていた
置いてたはずの場所から
自転車の鍵を失くし
ブラウン管のテレビの砂嵐をただ見てる
何も考えたくない 泣いてなんかいられない
そんな時間がもったいない
どこからも僕が見えなくて
何かを探し求めて 崩れた膝の痛みが
冷たい床のうえに屈(かが)むように僕は生きる
割れたグラスがシンクに
置かれたまま溜まってる
食器を洗わないまま ただ黙って蹲る
鉢植えのなかの花も枯れたままにそのままで
水を与えずにいたら
僕も乾涸(ひから)びていった
誰に抱きしめられても 愛など感じられない
不安ばかりが訪れては
身を隠すことしかできない
あくびをひとつ堪えて 眠くなったこの僕が
シンクの割れたグラスで指を切り 生きてる証拠
心配してくれる人なんているのかな?
僕の寝転ぶ姿は まるで捨て猫のようで
愛なんかないと言いながら愛を求めて
開けっ放しの窓から風を受ける
僕なら寂しくなくて 一度も泣いてはいない
汚い部屋のなかで過ごし
そんな嘘でごまかしている
ブラウン管のテレビを手放せないでいるのは
砂嵐のなかに映り込む僕を見ていたいから
鉢植えにある枯れてる花に水をあげるように
愛が僕にも現れると ちゃんと息をしてる
僕だって息をしてる 愛を探しだすために...
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