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ひのゑね心中
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作詞 朔neko. |
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夜空の果てに 星一つ見ぃつけた
風を呼び込む今宵の刻(とき)に
あっという間に流れて消える
まるで うちらの恋路みたいに
髪に差してた簪(かんざし)一つ
割ってしまえば もういらん
石畳に下駄 つんつくつんのつんつん
西に傾く 月一つ見ぃつけた
雨に晒(さら)され息吐く頃に
紅く染って雲をも抜ける
月は うちらの真似事ばかり
"ちりん"と鳴った帯留めの鈴
落ちて割れれば もういらん
暖簾(のれん)に腕押し つんつくつんのつんつん
嗚呼... あんたが憎い
憎いながらも愛してしまう
うちの節穴(ふしあな)どうしましょ
雨も落ち着く泪の宵に
東に見える月を拝む
朝は来るのか 下駄を飛ばして
裏と落ちれば うちらの行く末
朝が来ぬなら もういらん
滝に飛び込み もういらん
愛したあんたと つんつくつんのつんつん
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