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Fixed Clock
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作詞 Ibu |
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その時計は動かずに
只々皆を見守っていた
こくりと時間をずらす事も無く
その家族を見守った
買われた時、彼は幼かった
共に生きていこうと思えた
針は進んでいくけど
彼は幸せそうだった
きっと動かなくなるだろうな
それでも僕は君と一緒に
チックタックと一緒に言ったね
僕の身長に少しづつ近づいてって
子供の儘の君を
見れたのが嬉しかったんだ
その時計は動かずに
只々少年を見守っていた
多少ズレる事もあったけど
皆が直してくれた
青年になったその人は
愛を知り、家族を増やした
それでも針は進むけど
彼は幸せそうだった
最後までは見れないけれど
せめて君の事だけと
チックタックを交わしたね
僕と同じ高さになったかな
大人である君を
見守れて良かった
嗚呼、僕は動かなくなる
君の背も縮んてく
共に最後を迎えるのなら?
後もう少しだけ君と居たかった
チックタックももう終わる
目を閉じ走馬灯を巡らせる
「そんな事もあったね」と
おやすみと共に僕は止まった
孫よどうか貴方にも時計のある人生を
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