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石鹸玉
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作詞 Ibu |
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追いかけていた、君に届けと強く
遠くまで届けと願った歌
でもそれは儚く散ってゆく者
生き続けられなかった、少年の歌
ある日ふっと、空を見上げたら不意に
心打った、魂の叫び声
石鹸玉の様に遠くまでそう思いを認めて
遠くまで飛べと叫んだ
少年は病弱で生きたくても生ききれなくって
7つ数える内に消え去ってしまった
石鹸玉よどうか彼の分まで生きれてくれ
風の向くままに遠く遠くへと
願っていた、割れない様に柔しく
吹かないでと悲しみに更けていた
上へ登って帰ってこなかった者
高く飛んでしまった、昔の歌
いつかの歌を思い出して、体が
涙で溢れていた、溺愛の声
人を比喩表現してしまうとこうなるのか?
想いも込められぬその泡を
昔も今も割れる者は簡単に割れてしまう
7つ数えて生きているのが理想だったのに
風風吹かずにと息を吐いていた
遠くまで飛んで欲しかった、切実の歌
心がもし石鹸玉で、できていたら
弾けた時、何も残らないモノなんでしょうか
その景色だけ、それだけを望んていた
あの日の悲しみを思い出した
屋根まで飛べたとして、その先はあるのだろうか?
7つも数える必要などもう要らない
僕の心が届くのなら
石鹸玉を遠くまで、儚さを抱えながら
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