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月兎の後悔
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作詞 Ibu |
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後悔をした音 それを聞いた時
全てが無になるような 有ったはずのものが
飛び出した時 戻らないと知って
それでも足掻こうとした 無き夢を求めて
夢ならば夢のままで居たかったさ
辛く(つらく)とも楽しいような 覚めたら忘れるような
現実(いま)なら現実(いま)のままでも良かったのさ
苦しむ未来を見るぐらいなら だけど
僕の心の中が満ちては欠けて 僕の中にいたうさぎも腐りはてた
この体じゃどうすることもできなくて 嘆き苦しむ
降灰(こうかい)をした音 それを聞いた時
全てが故(こ)になるような 失って気づくことが
逃げなど元から 無意味だったと知るには
あまりに遅すぎたから 心が灰に染まり
白ならば白のままで居たかったさ
潔癖で純粋で 塵すら更地に変えるような
黒なら黒のままでも良かったのさ
穢れて汚れていくような 色全て暗くするぐらいならそれでも
僕の心の中が雲にまみれて もはや満ち欠けすらも観測できず
灰色にまみれたこの姿じゃ どうにもできなくて
色があるならそれだけで良かったのさ そこから着色すればいいから
今の僕には色を付けることすら叶わず 嘆き足掻ぎ苦しみつらく
僕の心の中が欠けたままで 後悔の歌を歌い続けた
腐りはてたうさぎも歩みを止めようとはせず ただ歩き続ける
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