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問答法
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作詞 1933 |
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見たもの全てが正しかったらと
何度神に願ったでしょう
僕にも何かの才があったらと
何度人を恨んだでしょう
期待をして其れが実らなかったんだ
不安が居て其れが憎らしかったんだ
逃げることが悪いみたいな
腐ることが怖いような
誰なんだろうと問うは誰。
きっときっと大丈夫だと
背中を押されて転ぶ日々
きっときっと多分だけど
走り出せる人のほうが少ない
見たもの全てが汚くって
何度この世に求めたでしょう
僕にも何かの非があるのかと
何度頭を下げたでしょう?
志願をして其れが灯らなかったんだ
図案を観て其れが美学に見えたんだ
夢見ることが良いみたいな
うだるように溶ける僕ら
駄目なんだろうと乞うは僕。
きっときっと大丈夫だと
明日を夢みて眠る夜
きっときっと多分だけど
そうやって眠る夜の方が切ない
知って、言って、切って、
蹴って、取って、寄って酔って、何で?
僕らずっときっともっと嗚呼期待してたのに
全部童話だった寓話だった平和な世界は
夢じゃないと現実だと誰かが此処で囁く?
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