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幸福という名の病
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| 作詞 サトウシノブ |
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幸福という名の病
「私を信じないで下さい」
残された書置きにはそう書かれていた。
綺麗に、それは綺麗に包まれて
僕は君を見上げて思う
なんで死んでしまったんだい？
最後に会った時君は元気に笑っていた。
今が楽しくてしょうがない。
これから先の人生は
薔薇色のように見えると言っていた。
でも君は死んだ。
愚かにも首を吊って
息もできなくなって醜い死化粧だ。
そんなになるまで何を放ってたんだい？
「人間が怖いだの。正義がどうとか。
つまらない事しか考えてなかったんだ。
笑顔が張り付いて本当の気持ちなんて
どこにも無くてもう誰も信じられないんだ。」
余命宣告数十秒で
先に死ぬなんて愚か者がやる事だ
一つの失敗ごときで諦めるなよ
世界が先に進んだって怖がって
妬むとかなんてちっぽけなやつなんだ
変えられるかは自分次第
決められるのは君次第なんだ
気持ちが滅入って
暗がりが僕に襲いかかってきても
それを取り払うには
行動するしかないんだ
何かを変えるには
自分を変えるしかないんだよ
世界を憎んでもいいよ
でも君だけは 君自身だけは憎まないで
努力が足りない？運がない？
いつも自問自答
恵まれた何かを妬んで
僻んで羨ましがって
正解なんてわからないよ
君は悪くないよ
悪くなんか無いんだよ
「生きるのにいつも足りない僕だから
欠陥品の僕だから
君が先に進んでしまって
怖くなっただけなんだ
愚かな僕を諦めないで下さい
許してください」
余命宣告数十秒で
一体どれほどのことができるのか
世界を救える？変えられる？
そんなことなんてできないけれど
自分を救えるのは君だけだから
英雄なんていないよ
誰か助けてなんてただの甘えだ
生きるしかないんだよ
「今が幸せで不幸の先見えてた
あの景色がわからなくなってしまったんだ
あの中にいるのか違うのか
誰か教えて頂戴よ
誰か答えを頂戴よ」
余命宣告残り数秒で
終わりたい気持ちも分かりますよ
痛いもの悲しいもの
でもそこで終わったら負けなんです
鬱陶しいあいつらに
負けた事になってしまうんです。
折角なら勝ってやりましょうよ
あいつらが見れない世界を見てやりましょう
あなたとは違うって事を見せてやりますから。
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