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欲望の終
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作詞 玖ル |
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真白な紙が目にちらつくと気付けば死と書き殴った僕の右手
耳障りなものを遮る為の静寂が煩くて堪らない
命が軽いものだと思ったことはないつもりだったけれど
こういうのを自殺願望というのだろうか 「死にたい」
エゴで塗り固めた仮面をつけた僕
偽善者面した体裁ばかり気にする、そこのお前
お前が僕を縛り付けるんだ
子供はお前の所有物じゃない
衰弱した自我が喘いでる 「辛いんだろ?」
「 辛くなんか、ないよ悲しくなんか、ないよ
ただ少し憂鬱でただ少し疲れただけ 」
そう言って笑いの仮面をつけた僕を見て、何か思うことはないですか
眠りたくない目覚めたくない
壊したくない壊れたい
生きていたい死んでしまいたい
消えたくない消えてなくなっちまえばいい
背負いたくもない愛情を背負わされる僕
愛情という名の足枷をつけた、そこのお前
嫌で嫌で嫌で仕方がない
僕はお前の所有物じゃない
衰弱した自我の喘ぎ声 もう聞こえない
「 辛くて堪らない悲しくて堪らない
もう、疲れたよ、父さん、母さん 」
そう言って笑いの仮面を外した僕を見て、何か思うことはないですか
素顔のまま刻み込んだ右手首への戒めの傷は
死を望んだ僕の欲望の終でした
さよなら
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