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街
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作詞 憂姫之城 |
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気弱な夜が帷を下ろし
「放任主義」の大義名分
愛の冒涜許した日から
この街は眠れない
いちかばちかのダイスに躍る
欲に塗れた熱視線
いっそこのまま回転り続けて
未来さえ奪い去れ
流す涙の温もりさえ
忘れる程に
酔い痴れ 霞みゆく現実(いま)に
何を求め叫ぼう
想いを削ってまで
尖らせたナイフを
振り抜く先も
定まらないままに
喪う刺激の虜になろう
例え明日を汚しても
乾いた笑い 嘘で固めて
やり過ごすだけの時間(とき)
信じることと欺くことは
恐ろしく似通って
かわしたはずの衝撃に
ゆらぐ足下
今更振り向いてみても
人混みに紛れるだけ
狂った軌跡描き
泣き泳ぐナイフの
眠れる鞘も
見つけられぬままに
喪う刺激の虜に変わる
全てを呑み込むこの街で
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