|
|
|
べとべと
|
作詞 2020/01/30 |
|
ひとりぼっちの部屋で
ノートとペンとイヤホンは
好都合な発明品だった
最初から私の言葉を聞いている人なんて
どこにもいなかったんだ
そういうことなんだろうな
皆本当のことに触れるのを恐れている
忘れたフリして毎日を過ごしてる
本当は?本当は?
求めるたびに辛くなるから
そこから目を背けられない人間は
結局はネジの外れた狂人で
まともにならない精神のままで
今日も息を吸って吐く
生きたいのか死にたいのか
結局わからないままで
きっと頭の上には日々色濃く輪っか
首を絞めて私を連れていく日を待っている
そのとき何を思うんだろう?
まだ生きたいともがくかな
案外あっけないものだと受け入れるかな
きっと受け入れてしまうだろうな
そういう人間だ
特別な存在に心を躍らせているよ
その一方で日々呼吸の仕方を忘れるんだ
刻一刻と分岐点は近付いてる
そのとき初めて外れた車輪に気付くんだ
もうどこにも行けない そんな予感がしてる
きっと外れじゃない
悪い予感は当たるから
悪い予感がぴったりと当たって
黒い雲がどこかで雨を降らせて
雷に打たれた電線が街を暗くして
その中きっと木々は青々と茂る
日々私たちは肉を削られていく
そして肉を削っていく
削られたものはゴミにもならずへばりつく
べとべと
|
|
|