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あの夏を忘れない
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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ゆうべまで冷房を
つけていなかったという事が
まるで信じられない感じで
部屋から一歩でも外に出ると
もう耐えられないのが不思議
僕が住んでいるあたりも ついに今日
梅雨明けが発表されたんだってね
今年もまた 夏が来たね
夏祭りの夏 風鈴の夏
縁側でスイカを食べる季節
あの娘をうまく誘えるかな
妄想で舞い上がる季節
忘れられない夏にしよう
扇風機の前に座って
宇宙人の声真似をする子供も
さすがに今時いないだろうけど
今年も田舎のおばあちゃん家に
お盆くらいには また行きたいな
扇風機の前に陣取って
風が来ないと怒られてる構図は
今も昔も変わらないね
川遊びの夏 浴衣の夏
蚊がうるさくて寝苦しい季節
あの娘をうまく連れ出せるかが
この夏の至上の目標
逸る気持ちをおさえて
目が覚めると 聞こえてくるのは
劈くようなセミの大合唱
あたりがふっと暗くなったら
それは夕立ちが来る合図
お母さんが教えてくれたのも きっと
おばあちゃんから教わった知恵
世の中はめまぐるしく変わるけど
変わらないものは変わらないね
日本の夏 今年も夏
麦わら帽子が映える季節
網を持って 用水路で
タナゴを追いかけたあの夏
僕には懐かしい季節
いろんな事が変わっていっても
僕はあの夏を忘れない
夜通し起きてて親に叱られた
ちょっと恥ずかしい思い出
誘いたくて でも連れ出せなくて
ほろ苦い青春の記憶
きっと死ぬまで忘れないよ
今でも ふと思い出す
あの夏を忘れないから
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