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遠雷
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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地響きがするような雷の音
まるで龍の鳴き声のようだよ
光って幾何もせずに 轟く轟音に
的にされているような気分になる
カーテンを開けたら 空に稲妻が走る
君は悲鳴を上げて耳をふさいだ
ごめん、と あわててカーテンを閉めた
テレビの消えた部屋に雷鳴が響く
少しづつ近付いて やがて大雨になって
ただ 行き過ぎるのを待つように
それでも 小一時間の嵐のような空は
何事もなかったように静かになる
雨が通り過ぎたあとで
煙草を吸うのに外に出たら
湿った8月の生ぬるい風と
見上げると もう いくつか星が出ていて
東の空には まださっきの雨雲が
時折 ピカピカと光を発していた
どこからともなく虫の音が聞こえ
忘れかけたころに雷鳴が届く
長く一緒にいれば ぶつかることもある
それは 時化か夕立か台風のように
過ぎ去ったあとで 少し散らかった庭を
片付けるたびに強まる 絆でありたい
少しづつ近付いて やがて大雨になって
ただ 行き過ぎるのを待っていた
過ぎ去ったあとで 少し散らかった庭を
顔を見合わせて 君と笑った
長く一緒にいれば ぶつかることもある
それは 時化か夕立か台風のように
過ぎ去ったあとで 少し散らかった庭を
片付けるたびに強まる 絆でありたい
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