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13歳のマカロン
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作詞 柚月ひなせ |
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13歳のマカロン
出会ったのは桜舞う季節
その頃の僕は
話しかけられないまま
時間は過ぎていった
初めて話したのは
友達からの紹介で
話しかけてくれる
それが嬉しかった
“友達”になっても
クラス2つ分の距離は
変わらなくて
それが楽しいような
もどかしいような
君と
話して
笑って
その距離感で
良かったはずなのに
いつしか物足りなくて
もどかしくて
そんな気持ちを味わった
13歳の夏
夏休み
君と祭りで会えた
もっとおしゃれしてくれば
良かったかな…なんて
季節は巡り
もう半年
君は人気があることを知って
心がズキンとなった
クリスマス
彼女とすごすの?
「いないよ」
そう言って笑う
君の笑顔にほっとした
君と
話して
笑って
その甘さで
良かったはずなのに
いつしか苦くなって
そんな気持ちを
あなたに伝えると決めた
13歳の冬
バレンタイン
あなたに届け
そんな気持ちを込めて
初めて作ったマカロン
あなたが好きでした…!
渡して
逃げるように去ろうとした
でもあなたが後ろで
「俺も」
なんて言って笑うから
出会った桜の下で
「これからもよろしく」
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