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ガスボンベー
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作詞 maboちゃん |
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このあいだ 駅に向かって歩いていると
前から 小学5,6年生くらいの男の子が
こちらに向かって歩いてきた
僕が右に行こうとすると 彼も右に
左に行こうとすると 彼も左に
とうとう僕の真正面で立ち止まり
僕を指差して
『ガスボンベー』と叫び
そのまま僕の横を通りすぎて行った
何事が起きたかと ポカンとしていると
すぐあとから その子のおばあさんらしき人が
『申し訳ありません』という顔をして
ペコリと頭を下げて 彼を追いかけて行った
ふと我に返り 思った
『そうか、そうか。君にとってこのおじさんは
ガスボンベーか』
いいんだ、いいんだ。受け入れよう
子供は正直だ
『裸の王様』にならなくて良かったよ
『そうか、そうか。君にとってこのおじさんは
ガスボンベーか』
『裸の王様』にならなくて良かったよ
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