|
|
|
楓
|
作詞 yayumei |
|
春に咲いた
小さな赤い花
緑色の葉が
ひんやりした
秋の空気で
真っ赤に染まった
高くなっていく空
鈍くなる心
涙さえも失った
たった一つの出来事で
すべてが崩れた
涙を一粒
また一粒あなたと
見つけるたび
強くなれた
暗闇に差し込んだ
わずかな光
何度も立ちあがり
やっと掴んだ
「大丈夫」一言だけで
側にいてくれたのは
あなただけだった
窓の向こうには
今年も色づく楓
散って終わらず
春には芽を吹き
また動きだす
小さな想い出と
少しの寂しさを置いて
旅立つ僕
大切なものを
くれたのは
君のほうだった
そう言って
あなたは
静かに見送ってくれた
|
|
|