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白雨の夢
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作詞 RAi. |
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ぼんやりと、くたびれたコンクリートを打つ白雨を見ていた
逃げ込んだ喫茶店の窓の外では、白い雨の矢が空から降っている
冷えてしまった体に、あたたかいレモンティーが少しずつ体温を上げた
周りの客は疎らで、平日の午後はほんの数人しか居ない
ここ数日、まともに眠っていなかったからか酷く怠い気がする
うとうととしながら、店内の音楽に身を任せ、夢の中へ誘われてゆく
きっと来年の夏にはもう、今日のことなど覚えていない
幸せな夢から覚める頃にはもう、白雨はすっかり姿を消していた
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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