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浮遊霊
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作詞 と或る |
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あー音もなく忍び寄る
輪郭のないニュース
無色透明な僕をなぞるトワイライト
伽藍堂と肌寒いオルフェ
はるか彼方幻日(げんじつ)を呼ぶ
凍えそうな掌から消えた熱の在処を問う
わかっているんだ、そらゆめの図
朧泪の向こうで
歩いてくる影を描き
まばたく
パステルカラーの空中都市
からかうインディゴの群れ
酷く鮮明に証そうとする未来
悪あがきのオンパレード
はるか彼方へ行きたくなる
忘れそうな笑顔の術(すべ)を忘れぬうちに 遠く近く
揺らいでいるんだ、心像の逃げ水
あぶらかだぶら唱えて
振り向いたら
なにもなかったように
手の鳴るほうへおいで
声の聞こえるほうへ
おかしいくらいに生きてる
ほんとさ
手の鳴るほうへおいで
声の聞こえるほうへ
おかしいくらいに生きてる
ほんとだよ
ねえもう一度だけ
笑って叱っておくれよ
はるか彼方幻日(げんじつ)を呼ぶ
凍えそうな掌から消えた熱の在処を問う
わかっているんだ、そらゆめの図
朧泪でぼやけた
陽に混じって現れて
聞き間違いのように
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