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冷えきった指先
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作詞 クーロンさん |
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指先で
男を狩っても
結局
一人の私しか残らない
勝算は掌握
でも
なんでかな
心は氷点下
男を組み敷いて
最大に感じて
果てた先の
海へいきたい
舟に跨って
些細な光を
ちんけな蛾たちが奪い合う
たとえ
見向きしなくても、男は
ちんぷな罠をしかける
それに私は
かかったふりをする
男の素直さが
面白くて
哀れで
単純な男は
私に毒があることなんて
考えてなさそう
アスファルトにたれた
蜜の味しか知らない
男の
勝算は0%
私の
称賛は100%
感情の生殺与奪を握っている
でも
なんでかな
心は不安ですし詰め
いつも手に残るのは
相手の放ったものだけ
私も所詮
見た目がいいだけの
ちんけな女
ちんけな男を操って
私を確立したかった
でも
いき着く場所は
男も私も
同じだった
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