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冬の変奏曲
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作詞 あかさてな |
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色付いていた木々が
其の葉をハラハラと落とし
秋の終わりを告げると
いよいよ季節は冬へと
移り変わって行く
朝早く初霜の降りる寒さに目覚め
吐く息は靄の様に白く
鈍色の空からはちらほらと
雪の結晶が舞い降りて来て
冬の魔女(カリアッハ・ヴェーラ)が其の青白い衣を
閃かせながら冷たい息吹を
あちらこちらに吹き掛けると
辺り一面雪の結晶に覆われる
様々な形をした雪の結晶を
手袋をした手で掬い捕れば
あれよあれよと融けて行く
一つとして同じ形の無い雪の結晶を
見詰める事が出来れば
其の雪の結晶達が奏でる変奏曲を
聴く事が出来るだろうか
そんなメランコリックな
気持ちに心を揺さ振られながら
冬の訪れに何故だか
弾む心を抑えきれないで居る
きっと冬には色々なイベントが
目白押しだからだろうか
今年の冬も白い季節に衣替えしたなら
きっとウキウキワクワクを
抑えきれずに心弾む冬に成るだろう
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