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太陽系の星々と其の守護神
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作詞 あかさてな |
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古代ギリシャの時代より占星学者達は
遥か天球を駆ける星々に
守護神足る神々が宿ると信じて居た
先ずは遍く(あまねく)世界を照らす太陽
其の守護神は燃え盛る日輪の馬車を駆る
光明の三神の長兄足る太陽神ヘーリオス
次いで夜の闇を照らし出す白銀(しろがね)に輝く月
其の守護神足るはヘーリオスの妹神足る月の女神セレーネー
次なるは水星
其の守護神足るは
大神ゼウスとニュムペーのマイアーとの息子
神々の伝令を務める速き足のヘルメース
宵の明星、明けの明星とも呼ばれる金星には
海の泡(アプロス)より生まれし美と愛の女神アプロディーテー
血の如く、火の如く、
赤く輝く火星には
若く血気盛ん為る戦いの神
アプロディーテーの愛人アレース
木星には全ての神々を統べる者
天界の支配者にして全知全能の神
大神ゼウス
土星には旧きティターンの長
老い足る力の神クロノス
新たに土星外惑星(トランスサタニアン)として発見された3つの星々
更には5つの小天体に於いては
先ずは天王星
大地母神ガイアより生まれ
其の夫となりし天空の神ウーラノス
海王星には海のみならず
河川と地下水脈に至るまで
全ての水を支配するポセイドーン
冥王星には冥府の支配者
冷徹にして謹厳実直為るハーデース
小天体セレスには大地の豊穣を司る
農耕の女神デーメーテール
パラスには知恵と戦の女神
首都アテーナイの守護女神アテーナー
ジュノーには神々の女王
婚姻と出産を司り全ての女性の守護者足るヘーラー
ヴェスタには家の中心に在り
絶えず火が燃え盛る竈(かまど)の女神ヘスティアー
カイロンにはクロノスの子にして
英雄豪傑達の師でも在る知恵者ケイローン
此の様にして太陽系の星々は
各々(おのおの)の守護神によって護られているので在る
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