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初雪の便り
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作詞 あかさてな |
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初雪の便り
或る日の天気予報で
明後日の夜、日付が変わる頃
上空に大陸から−30℃と言う
強烈な寒気が日本列島に流れ込み
各地の山間部はおろか
平野部でも霙(みぞれ)から雪に変わると言って居た
もうそんな季節なのかと
カレンダーを見れば
二十四節気は小雪を過ぎており
急いで車のタイヤをスタッドレスに履き替え
2日後の朝、寒さに目覚めて
窓を開けて外を眺めれば
小さな雪の結晶が空から
はらはらと舞う様に降っていた
よくよく外を見渡せば
家並みも道路も駐車場も車も
うっすらと白く雪化粧をしており
僕は思わず笑い出して仕舞った
到頭冬が遣って来た
初雪の便りが報せてくれた
後何日寝ればクリスマスが来るのだろうかと
そう思っただけで心から嬉しく為って仕舞った
そんな初冬の朝のワンシーン
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