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時間の流れに彷徨う。
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作詞 てぇ |
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あれもこれも嫌だと 目を塞いだ幼い頃の僕
周りの奴らに「わがままだ」って バカにされるのも仕方ないのに
自己憐憫もいいとこだ 温かい偽物の孤独に酔って
それ以上に 僕は僕が嫌いだったんだ
テレビのチャンネルを変えながら 炭酸を飲み干した
もっと強く目を塞いだ 立ちすくむ僕は
見えないものさえも 見えなくなって
欲を言えば 僕を罰する声も
聞こえ無くなればいいのに
きっとこの三角形も あの四角形も
一つ線があるだけで 大した違いもないのだろう
それでも綺麗な世界だって 道に咲く花に微笑むのもアホらしい
さよならって泣いたんだ どこかのドラマみたいな
展開を期待して もしこの世界が滅んだら って
夕暮れに染まる空を 感傷に浸って見上げるのも
案外 わるい気はしないかな
悪口や暴力なんかを 否定するヒーローがいたんだ
結局そいつも高架橋の下で 影が見えなくなっていたけれど
酷い世界だ此処は 冷たい偽物の英雄に縋って
それ以上に多分 僕は僕を嫌ってたんだと思う
その証拠に昔の卒業アルバムは 残らず焼き捨てたから
過去を見捨てたフィルムで 型取った僕を
見えなくなったのは 見なくなったのは
風の強い日に 雨が降る日に
カーテンを閉めてからだっけな
きっと自分の為と 手を差し伸べる
世の中の正義なんて どうせそんなもんなんだろう
そんなことを皆の前に立って 熱弁することも単純に考えてバカらしい
いかないでって叫んだんだ どこかの映画みたいな
ワンシーンを真似して またいつか会える日まで なんて
ベッドの上で部屋の天井に 感傷に浸って手を伸ばすことが
今でも わるい気はしない
そうやって季節は過ぎていった
僕はまだ 髪を触る癖がぬけないよ
そうして時は巡っていくんだ
僕はまだ たまに大人のフリをするんだ
次の日は子供になって その次の日はまた大人になったんだ
僕はまだ ぼくはまだ
きっとこの三角形も あの四角形も
一つ線があるだけで 大した違いもないのだろう
それでも綺麗な世界だって 道に咲く花に微笑むのもアホらしい
いかないでって叫んだんだ どこかの映画みたいな
ワンシーンを真似して またいつか会える日まで なんて
ベッドの上で部屋の天井に 感傷に浸って手を伸ばすことが
今でも わるい気はしない
案外 わるい気はしないかな
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