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痕跡
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作詞 空愛 |
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キッチンに置かれた2つのお皿が
あなたを残した
痕跡だけがあちこちに
寂しさは瞼の後ろにずっといる
身体に捺されたいくつものキスが
あたしを満たした
痕跡だから消えないで
切実な願いは裏切りを続ける
あたしだけがこの部屋にいて
何も手につかないまま
昨日のふたりがまだここにいるから
発車までの5分に飛び込んでいい?
このままうっかりと出発して
もうずっと帰さないで
湯船に浮かんだ微かな泡が
あなたを残した
痕跡だけがあちこちに
愛しさはぬるま湯の底に沈んでる
記憶に残ったあたしだけの顔が
あたしを満たした
お願いだから消えないで
感触も全て残しておけたら
あたしだけがこの部屋にいて
何も手につかないまま
昨日のふたりがまだここにいるから
置き忘れた何かを届けてもいい?
そのまましっかりと抱きしめたまま
もうずっと帰さないで
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