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未来図
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作詞 HIRoSHI |
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何億光年先の未来なんか誰にもわからないし
いつかの悲しみを数えるほどの余裕もない
その日を生きるために必死になって
愛情はどこか遠くの空に置いていってしまった
都会の切なさに追いやられた単純な生物のように
愛情を夢とはき違えるようになった
生きることにしがみつきながら、他人行儀になって
新しく生まれてくる生命に感謝すら出来なくなっていた
たいしたことではないとたかをくくっていたけれど
未来に怯えれば怯えるほどに表情が強ばって
固執した考え方になっていた
金魚のように泳いでいる未来図に
僕らの位置情報はのっていなかった
世界は急斜面に立てられて
のれんをくぐった先は同じ場所
一体、いつになったら大人になれるのかな
いつのまにか、目は輝きを失って
時間の経過が早く感じるようになったらどうなるのかな
空が覚えたての言葉のように聞こえている
魂のように泳いでいる未来図に
僕らの意志は反映されていなかった
世界にどこか悲しみを覚えて
命を計りにのせても、針は動かない
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