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cigarette
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作詞 brother sisters |
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ひととおりの会話を終わらすと
きみは愛想のない返事をして
淡い照明を吹き消してみせた
なれた手つきで煙草をふかして…
飲み干したままのワイングラスは
いまもカラのまま置き去りにして
華奢なゆびできみは煙を弄んでいる
おざなりになっていくひとときを過ごすように
ねえ いま なにを思い浮かべているの
きみに捨てられた煙草たちが
口紅の跡とともに無残に横たわる
かすれた深紅のたった一夜を
こうも焦がれてしまうだなんて…
熱く燃やした時間もあったと
灰へと果てた恋を夢見ている炎
嘘だと知っていながら罰せなかった瞳
見苦しくてこんな自分がいやになるけど
もうちょっと だけ 恋人みたいで居たいんだ
これ以上 いま以上に惑わすきみの忌々しさを
呪うも容易く甘やかされては いたちごっこかな
華奢なゆびできみは煙を弄んでいる
おざなりになっていくひとときを過ごすように
いま咥えている煙草を吸いきれば さよなら?
口づけとおなじ顔つきで今夜を物語って
ねえ いま なにを思い浮かべているの
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