|
|
|
Requiem
|
作詞 tonicwater |
|
3番線の古ぼけたホームで
制服の中を通り抜けていく風
不意に思い出して
色褪せてしまった記憶を
甘く焦がして
白い頸をなんとか隠すように
君の黒髪が風に揺れている
見とれていた僕を
電車の轟音が
煽るように掻き消していく
消えていたはずの淡い思い出たちが
真夜中に僕を揺り動かしている
振りほどいても纏わり付いてくる
後悔は消せはしないさ
名前も知らない君よ
どうか幸せでいて
僕の知らない場所で
海抜ゼロメートルの
小さなこの街で
僕は確かに君を見ていたのに
今となっては君の
素敵な横顔もぼやけてしまっているのさ
数年経った今も同じこの場所から
動けないまま大人になってしまった
僕はこのまま君を忘れられずに
一人で生きていくのかな
名前も知らない君よ
どうか幸せでいて
僕の知らない場所で
僕は確かに君を探し続けていた
どんな現実も孤独を埋められなかった
前を向くために 明日に進むために
I must say goodbye
|
|
|