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Seasons
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作詞 tonicwater |
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香り立つ花の匂い
思い出すあの娘の微笑み
窓を開けるその隙に
舞い込んできた春の報せ
季節は移っていく
のろまな僕を置いて
響いてくる祭囃子
稲光引き連れてきて
揺れている陽炎の先に
不機嫌な浴衣姿の君
季節は移っていく
思いも伝えられずに
名残惜しんでいるうちに
あの夏は記憶の奥の方へ
街路樹が黄色く染まって
北風に落とされまいと耐えてる
イルミネーションに照らされた人混みを
避けるように早足になるよ
耐えかねて吐き出した溜息が
白く伸びて空に消えていく
待ちわびた南風
長い冬が終わりを告げて
揺れている枝の先に
新しい生命が宿ってる
季節は移っていく
何かを期待させるように
君を追いかけていた日々は
巡り巡って忘却の彼方へ
僕はまた一つ歳をとり
少しずつ鈍感になっていくよ
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