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さよならは粉雪の中
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作詞 奏 |
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1)
知ってる人知らない人顔も忘れた誰か
入道雲沈みかけた太陽が縁取りを彩る
アンバランスなバーミリオンが影を照す
やがて訪れる夜が恐くなって肩を落とす
先を逝く君自転車の灯りが輪郭を揺らす
「危ないよ」と声をかける勇気さえ無く
持ち合わせのワードは君を遠ざけるだけ
ありふれたワードでは止められやしない
もう一度あの日に戻ってやり直せたなら
この胸の痛みも少しは和らぐでしょうか
例えもし結果が同じだったとしてもでも
君を悲しませることなどしないでしょう
通り過ぎる季節がこの街を白く染めて
君の肩にうっすらと降り積もった粉雪
寄り添うのは今更僕ではなくて
僕の知らないお似合いのペルソナ
僕の背中にも降り積もった粉雪
2)
歩く人走る人何処かへ向かう知らない誰か
信号黄色に変わり駆け足で揺れるマフラー
言葉ひとつ届かない微妙な距離で離れてく
じわじわと小さくなる君の後ろ姿を追った
もしかしたらまだ間に合うの?叶わぬ願い
ただ虚しさだけがこの胸を空回りしていた
言葉遊びじゃれあった季節は色褪せたのに
吐き捨てた最後の言葉は鮮やかに色付いて
もう一度あの日に戻ってやり直せたなら
この胸の痛みも少しは和らぐでしょうか
例えもし結果が同じだったとしてもでも
君を悲しませることなどしないでしょう
通り過ぎた季節はこの街を白く染めて
君の肩にうっすらと降り積もった粉雪
寄り添うのは今更僕ではなくて
僕の知らないお似合いのペルソナ
僕の背中にも降り積もった粉雪
オオサビ)
もう一度あの頃に戻って向き合えたなら
君の胸のサイン気づいてあげられたはず
例えもし結果が違っていたとしたならば
君をバラバラにするほど抱きしめたのに
夢から冷めた季節はこの街を白く染めて
君の肩にうっすらと降り積もった粉雪
寄り添うのは今更僕ではなくて
僕の知らないお似合いのペルソナ
僕の背中にも降り積もった粉雪
そして僕はあなたに背を向けた…
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