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プロトタイプ(試作品)
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| 作詞 奏 |
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１)
例えば…昨日謝れなかったこと
今日謝っても許してくれるかな
例えば…今日嬉しかったことを
明日話しても上手く伝わるかな
箱に捨てられた仔犬
差し出した掌に彼は喜んだけど
可愛いと可哀想という感情だけ
それ以上彼にしてあげられる事は無い
道端でうずくまった仔猫
差し出した掌に彼女は牙を剥く
心を開こうとはしない感情なら
それ以上彼女にしてあげられる事は無い
ある人はきっと思うだろう
同情だとか妥協だとか偽善だと
既成概念で縛られた感情は
自分の目に写るそれだけが
正しいのだと満足するのさ
他人事だと知らないふりをする
僕もその内の１人なのだろうか
誰かがなんとかするだろうとか
誰もがそう思うに違いないんだ
目に写るものや聴こえるものや
感じるものや伝わってくる全て
受け入れた処で何も出来ないけど
僕の限界はそんなものだろうか？
優しさだけでは強くなれない
僕は僕になるために作られた
プロトタイプ(試作品)
愛情だけでは優しくなれない
僕は誰かの為に生まれてきた
プロトタイプ(試作品)
２)
例えば…昨日眠れなかったけど
それでも機械仕掛けに朝は来る
例えば…今日の占いが良くても
現実はいつも通り期待など無い
うっとおしい車のノイズ
せっせと働くブリキの兵隊さん
ご苦労さんとおつかれさんです
それ以上君達に掛ける言葉は無いんだよ
小さな小鳥達のさえずり
何を話してるのか教えてくれよ
空から見る人間はどんな感じ？
少しだけその翼を貸してくれないかな？
テレビでは今日も殺人事件
人間程愚かな生き物はいないと
倫理道徳学校で何を学んだ
被害妄想世界の中心は自分
勘違いする馬鹿の大量生産
他人事だと思ってる君達だって
僕だってナイフ一本で犯罪者さ
私はそんなことしませんと言う
きっかけなんて些細な事ばかり
目に写るものや聴こえるものや
感じるものや伝わってくる全て
受け入れついでに神様になろうか
アダムとイヴから作りなおそうか
求めるだけでは強くなれない
僕は僕になるために作られた
プロトタイプ(試作品)
嘆くだけでは生きて行けない
僕は誰かの為に生まれてきた
プロトタイプ(試作品)
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