|
|
|
少年
|
作詞 runa |
|
重たく湿った灰色の空を
蹴り上げることが出来たとして
そこに映るのがそれ以外の色だと保証はない
最近どうにも気分が冴えない
いや、正確にはもうしばらくずっと
いつの間にか空と同じ色してたみたいだ
「どんな時でも希望忘れなければ未来は明るい」
って誰かのエッセイで読んだ気がする
あのころの僕はそれを真剣に信じていたけど
⚪今の僕が見てる世界は
子どもの頃思い浮かべてたほど輝いてなんてない
でも不思議とそんな現実がわりと
嫌いではないそれだけは言える
子供の頃のこと思い出してみる
毎日夢や希望に満ち溢れてた
それが今じゃそのどちらもどこかに置いてきた
今週もやはり気分が冴えない
特段不幸という訳ではないはずなのに
見上げた空は相変わらず重そうで
「上を向いて歩きなさい。胸張ってほら顔上げて」
って肩叩かれてた十代のころの話し
あの時の熱血先生今もまだ変わってないかな
⚫今の僕が見てる世界は
先生だったらきっともう少し明るく出来るのかな
あの頃と同じように肩を叩きながら
案外悪くないだろと笑ってそうだ
また一日が終わる
灰色が濃紺に包まれる
明日天気になぁれ
投げ出した靴の向きは…
⚪rep
明日もそんな世界をそれなりに生きていく
こんな未来も悪くない。 楽しみにしていて
ピースサインの少年よ
|
|
|