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君がみえない
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作詞 Tom Kammar |
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降り出した雨が
透明から色を変え
街が淡白い
絵の具に塗り潰されると
昨日までの街に
彩られたウィンドウは
その背景を白い
キャンパスに装い変える
次の夜が明けるまでには
カラフルな装飾達も
役目を終えて眠りつく
どこかで鳴っている着信音
Can not see 遅くなっても
着信が無いと気付けば
戻る部屋に誰も
居ないと知ってしまうから
Can not see 見上げる窓に
灯り無いと気付けば
寒い部屋に君は
居ないと知ってしまうから
白く染めた雪は
朝には姿を消し
街はまたいつもの
ちぐはぐな色取り戻す
喧騒は途切れ
ひとときの静寂の中
耳澄ませば聞こえる
遠くの汽笛とジングルベル
やがて雑踏も戻り
華やかな色輝かせ
仕事を済ませ帰路を急ぐ
人波を避け最終電車
Can not see 遅くなっても
着信が無いと気付けば
戻る部屋に誰も
居ないと知ってしまうから
Can not see 開けたドアの先
並ぶ靴に気付いて
思わず零れた涙を
君に知られてしまうから
溢れる涙で曇るから
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