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くだりあがり
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作詞 スカイシー |
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見つめた先にはただの石ころ
よみがえるのは儚い時
押し寄せる波に負けないように
ただひたすらに走り続けた
周りの重圧に押しつぶされないように
ただひたすらにあがき続けた
でも待っていたのは一寸先の闇ひとつ
前に進むたびにすくんでおびえて身体を震わせて
だけど時の流れは止まらなくて
誰かにこの心を温めて欲しかった
誰かにこの身体を抱きとめて欲しかった
求めたのは願わぬ希望と救いだけ
近づく石ころはまるで私のよう
誰のためにそこにあるのか
応えのない日々だけが過ぎ去って
ただそこにあるだけで
何を求めていたのか
応えは何か
気付けば何も分からない日々へと変わり
誰のために何のために
理解不能な思考迷路の迷子になっていった
身体を切っていく風の冷たさ
連想するのは私の胸の内
誰に知られることもなく
冬の寒さより冷え切って
世界にただ一人残された私は落ちていく
目の前に待つのは暗い闇
その上(さき)ではたぶん
笑顔で迎えてくれるかもしれない
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