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春雨
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作詞 clock man |
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僕は出かけるために 扉に手をかけた
雨は私を毛嫌い 神は私を否定する
揺るぎない正義を 教壇に捧げよう
洗い流しても 落ちない業
アネモネの花が 心の中に咲いた
春の雨は 九つの門
春の風は 紅の花弁
春の冬は 五月雨だ
傘をさして身を投じ 穴という穴に入れてく
断られたこの孤独 まるで悪魔のようだ
太陽のナミダには 酸素が含まれてない
あなたとは何者か? これは何なのか?
神たちの鬼ごっこ 直ぐに終わった
黒い反吐を吐いてく マンホールに落ちてく
心臓の近くには 電線が蠢いている
花瓶に生ける花は 水と共に腐ってく
マリーゴールドの花は 髪の毛に生えた
春の夜は 桜が咲く
春の水は 氷になる
春の日は 溶けてく
拳銃を持ってイタズラをし 先という先に行く
「ごめんなさい」と言われても 何にも出来ない
夜の社交ダンスは 雀の群れに
車の下には シンデレラの靴
逃げられないと 頭の中にウジが湧く
夜の月夜の中に 羊皮紙の黒魔術
ヒマワリの向く方向は 暁の方向
傘をさして身を投じ 穴という穴に入れてく
断られたこの孤独 まるで悪魔のようだ
太陽のナミダには 酸素が含まれてない
あなたとは何者か? これは何なのか?
それは何者かの 物語なのか?
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