|
|
|
Chinkuruhoi
|
作詞 漆黒ノ百合 |
|
1
頑張った
僕なりに頑張ったんだ
ついてこない答えなんか見ないで
確かめたんだ
明日はもっといい日になるから
今日はおやすみ
手に入れていたと思っていた
名前を書き忘れて
消えたいつかの夢と君
おもちゃ箱にも
入っていないみたいだ
明日はもっといい日になるから
今日はおやすみ
駆け足で進む時間は
僕のよりずっと早くって
残していたはずの
おやつだって腐っていた
正しさを大きな声が叫ぶ
僕は小さくてそれしか
聞こえなかったんだ
それめがけて進むしかなかった
擦れて 乾いた
その傷口を薄く覆ったそれは優しくて
何も言わないからいじくって
また赤く染めてしまった
痛くて 泣いて
拭いた涙の先に広がったのは
ただの日常だけだった
明日はきっといい日になるって
だから今日だけはおやすみ
2
包まった
僕だけが包まったんだ
ついてこない心なんか見ないで
出したかったんだ
明日はもっといい日になるから
今日はおやすみ
「手に入れたいな」って刻んでいた
記憶を書き換えてて
霞んでいたの 君と夢
コンタクトにしても
視えはしないみたいだ
明日はもっといい日になるから
今日はおやすみ
掛け算で進む世界に
僕がついていけなくって
残されていたのは
自分だって… 腐っていた
正しさを小さな声でぽつり
大きすぎてそんな音
聞こえないんだ
それじゃ消えたって変わらなかった
触れてしまった
その傷口を厚く覆ったそれは敏感で
何も言わないでいじったら
ほら また離れてしまった
見たくはないって
閉じた瞳の先に広がったのは
ただの暗転した世界
明日はきっといい日にしてよ
多分 今日だけは眠れない
綺麗に流れていれば良かっただけのあの頃
逆う方法は知っていたのに
歳をとれば大きくなれると信じていたあの頃
心の背丈は今もこれっぽっちなのに
嫌な大人になっちゃったな…
暮れて変わった
太陽だって恐ろしくなったそれが成長って
何も言えないで過ごしたら
ほら もう戻れないんだ
本当は
見たいんだって
顔を上げた先が星空なのは
もう気づいていたんだ
明日は膝を擦りむいて泣いてる
昨日の僕に手を差し伸べよう
明日はもっといい日になる
だから今日だけはおやすみ
|
|
|