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悲しき双子 〜王子の演じるは悪〜
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| 作詞 明煌羅 |
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西の王女 東の王子
運命分かつ 悲しき双子
いつか 君を 救いに行くよ
この 残酷な
運命(ｻﾀﾞﾒ)の 輪から
わたし達は ここで 生まれた
小さく 平和な この国で
だけど 不意に 戦火に襲われ
わたし達の 未来は
無惨に 裂けた
たとえ 手は 届かなくとも
君の 無事を 信じている
必ず 会いに 行くから
君は 何処かで 笑っていて
西の王女 東の王子
運命分かつ 悲しき双子
いつか 君を 救いに行くよ
この 残酷な
運命(ｻﾀﾞﾒ)の 輪から
時が巡った ある日のこと
わたしと 君は 再会した
だけど 君は 怒り狂ってて
姉(ﾜﾀｼ)の 事など
忘れていた
小さな 王国は 滅ぼされ
民は 次々に 殺された
君は この 数年の間で
何故 こんなにも 変わってしまった？
西の王女 東の王子
運命分かつ 哀れな双子
｢さあ、跪きなさい｣と
君は嗤う 冷たく嗤う
もうすぐ わたしは 終わるだろう
妹の手を 悪に染めて
それが 運命(ｻﾀﾞﾒ)だと 言うのなら
わたしは 今 神に逆らおう
｢思い残す 事はない｣と
言ってしまえば 嘘になる
せめて 君を 救うために
わたしは そうだね･･･
｢悪｣に なろう
西の王女 東の王子
運命分かつ 哀しき双子
王女が 悪だと 言うのなら
その血は わたしにも 流れてる
処刑台へと 連れていかれた
わたしを 次は 空が嗤う
袖に 隠した ナイフを握る
覚悟は決めた やるしかない
次の瞬間 側にいた
王女の 側近を 刺し貫く
紅い 血飛沫に 混ざって
民衆の 罵声が 響いた
わたしは｢悪｣ 君は｢正義｣
運命分かつ 悲しき双子
君を 守る そのためならば
どんな 悪にだって なってやる
いつか 生まれ変われるときまで
さようなら･･･ 愛しい妹よ
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