|
|
|
奴隷少女
|
作詞 明煌羅 |
|
空はこんなに 小さいんだ 幼い頃の 遠い記憶
石の壁の 窓でくりぬかれた 青い 晴れた日の空
高くて 手が届かないのは 本物と同じ 偽物の空は
今日も青く澄み
いつか いつかって 鎖に縛られた 手を伸ばし 願った
高く 高くって 枷を付けられた 首を上げて 望んだ
せめて これが 取れれば わたしは自由 取れて 取れてって
今日も抗う
父も 母も いなくなった 幼い頃の あの日の記憶
冷い壁の 隅にひっそりと 目覚め また 眠りに堕ちる
寒くて 抜け出せないのは あの日の あの時と同じ わたしの体は
今日も痣だらけ
いつか いつかって 鞭で打たれた 痛みに耐えて 願った
高く 高くって 踏みにじられた 顔を上げて 望んだ
せめて ここを 逃げ出せば わたしは自由 放して 放してって
今日も抗う
殴られ 蹴られ 人と見られずに こきつかわれ また 罵声浴びて
逃げ出そうとすれば 鞭で打たれ 手も 首も 足も 鎖で縛られ
幸せなんて 知らなかった 外の世界 見てみたいよ って 叫んでも
届かない わたしの言葉になんか 誰も 耳を貸さないんだ
嗤われ 見せ物 引きずり回され 痛い 痛いよって 訴えたって
みんなは 面白がって わたしが 傷つくの 嗤って見ているんだ
いつか いつか・・・って 鎖に縛られた 手を伸ばし 願った
高く 高く・・・って 枷を付けられた 首を上げて 望んだ
せめて これが 取れれば わたしは自由 取れて 取れて・・って
今日も抗う
誰か 誰かって 遠くなる世界に 呟いてる 無駄なのに 無駄なのに・・
呟くごとに 光は遠くなり いつしか 目の前が黒く 染まった
わたしを縛る 鎖や枷は 最後まで 取れませんでした・・・
ああ・・・・ 本物の空が 見たかったな・・・・
|
|
|