|
|
|
氷上のプリンセス
|
作詞 明煌羅 |
|
氷上のプリンセス 短いドレス ふわり 翻し
今日も舞う たくさんの 笑顔のために
幼い頃に出会った 氷の上の プリンセス
それは何よりも 美しくて わたしは憧れた
初めて履いた スケートシューズ それはまるで
輝く ガラスの靴
そっと氷に触れた わたしの足は 軽やかに
滑る
氷上のプリンセス 小さな足を 懸命に滑らせ
今日も舞う たくさんの 笑顔のために
黄金色の髪を束ね 氷の上の プリンセス
憧れに向かい わたしは今日も 滑る
冷えたリンクの空気 それはまるで
冬の朝の湖
ライトに両手をかざす わたしはゆっくりと
滑る
氷上のプリンセス 束ねた髪を 優雅に靡かせ
今日も舞う たくさんの 笑顔のために
ある日・・ わたしの足が縺れ 氷上に倒れ込む
しん・・とした リンクの上 ライトは わたしを照らす
小刻みに 震える肩 頬を涙が伝う たくさんの 笑顔が
白い目に 変わる
黄金色の長い髪を わたしは勢いよく 切り落とす
もう・・ 終わってしまった 舞台の 幕がおりる
氷上のプリンセスは その姿を 一時消し 忘れられつつある
わたしは 氷上のプリンセス 自分が嫌になって そっと一人
涙溢す
|
|
|