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会いたい
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作詞 okazuki |
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始まりから遠ざかる旅路の途中で
潰した鉛のような暗い夜の底
心はずっと眠れずにただ途方に暮れて
朝の境界線が夜を染めるのを待っている
青の信号灯に続く一人ぼっちの群れ
ぶつかる肩の顔も見ないそんな毎日で
憧れていた生活は繰り返しの日々で
安全地帯で没個性命捕らわれて
そうさこんな僕にはなんにも無いのさ
重い荷物は捨て去って
それでも僕は前に進むよ 溶ける命がカラカラで
ただ呼んでくれるだけ ただそれだけでいい
あなたの声が僕を前へ導いてく
その声を聴くため だけに全部を費やして
それでも尚生きることを選んで
際限なく育ち続ける 会いたいだけを頼りに
どんな醜い姿でも前へ進んでいくよ
その声と理由だけ 他は全部無くなって
名前だけの体を運んで 会いに行くから
終わりへと近づいてく旅路の途中で
受け取った自由に帰り道すべて奪われた
理由もその価値を失くして黒い雨に雨ざらし
このまま終わるのもいいって悟ったふりして
そうさこんな僕にはなんにも無いのさ
捨てる荷物も無くなって
これでおさらば終焉暗幕 そんなわけにもいかなくて
後少しだけでいい もうちょっとだけでいいから
崩れるその形を僕の形に保って
その声と理由だけ それも全部無くなって
それでも尚生きる意味を探して
根源を叩き落として 継ぎ接ぎの願いを
明かりにして灯して進んでいく
その光と鼓動だけ この体とその名前だけ
それでもう心が全部焼き切れるほどに
君の声はいつも方向を示して
迷う僕の心に寄り添って導いた
同じように君が迷うなら
ぼくもきっと同じように君を導くから
ただ呼んでくれるだけ ただそれだけでいい
あなたの声が僕を導いてく
その声を聴くため だけに全部を費やして
それでも尚生きることを選んで
君の名前を叫んで 名前を呼び合って
空間の隔たりをぎゅっと縮める
その声と理由だけ それだけで十分だ
鏡みたいにその体を抱きしめて
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