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grandmother
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作詞 塊 |
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子供の頃
あなたは言っていた
「痛いの痛いの……」って
まるで、魔法のように
あの日
僕も思っていた
あなたに向けて「痛いの痛いの……」って
あなたは優しくもはかない笑顔で
言ってくれた
「ありがとう」って
もしもあの言葉が本当に魔法なら
今も変わらずあなたは
笑えていたのかな?
苦しくても
悲しくても
辛くても
最後の一滴まで命の炎を灯し続けて……。
子供の頃
あなたは言ってくれた
「強くなれ……」って
まるで呪文のように
あの日
僕は誓った
あなたに向けて
「強くなる」って
あなたは はかなくも穏やかな笑顔で
言っていた
「頑張れ」って
もしもあの言葉が本当に呪文なら
僕は強くなれたのかな?
変われているのかな?
苦しくても
辛くても
悲しくても
最後の一滴まで命の炎を灯し続けるよ……。
「心配だ。大丈夫か?」
あなたの口癖
その度に
「大丈夫だよ。心配ないよ」って
口だけの言葉だったんだ。
でもね
今なら、ちゃんと伝えられるよ。
「大丈夫だから。心配しないで」って
だから安心して、天(そら)で笑って
見守っていてよね。
でも
やっぱり
あなたがいないと
寂しいよ
あなたのもとへと
急いでしまいそうだよ
だからね
そんな僕に
今度は
こんな魔法をかけてよ
「辛いの辛いのとんでいけ」
「悲しいの悲しいのとんでいけ」って
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