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小言
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作詞 kazagiri平行境界軸β |
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冬の夜
言葉を繋ぐよ
それは誰の為?
子供、友達
誰だっていい。
今は一人窓際で葉巻を吸う。
大人になったら叶うと思った夢に
思いを馳せる時。
「can do anything」と恩師は言う。
無責任な言葉に一つため息。
無駄努力だと影は笑う。
そんな影に踊らされる日もある。
「一秒一瞬が無駄」
日の傾きで影が伸びる。
冬の寒さに怯える様に部屋にこもる夜。
周りの騒音を消す様に耳を塞いだ。
孤独と憂鬱が交わる平行線上にの僕。
ベンチの積もった雪に驚きもせず座る自分
見えるのはたくさんの笑顔。
心が軽くなった。
暗い雨が止み晴れ渡る朝。
季節は冬から春へと変わっていた。
闇が晴れ渡れば光が見えてくる。
だから春風に任せて
個性と勇気を羽ばたかせよう
「君ならできるさ」
とは言わない。
ただ自分の色を信じて。
パレットで色をつけよう。
この世界に
春が終われば夏が来る。
暑さに心を焦がしそうになった夜。
青春に時間を使った夏。
頬に流れる塩混じりの涙。
恋は難しい物で長くは続かない。
「can do any thing 」
軽率に聞こえた。
心苦しい暑苦しい夜。
遠く見えた夢。
諦めたら終わりと誰もが言うけれども。
諦めも肝心そう思った。
時は流れ秋
夢は叶った。
喜びと共に感じるは虚しさ。
孤独それに変わりは無い。
秋風に吹かれた。
必死に手繰り寄せた夢
それはどうでもいい。
葉巻を灰皿に擦り付けた。
大人になって守るべきもの
守りたい。
煙に巻かれた自分を変えたくて。
立ち止まり見る鏡。
今動き出そう。
たとえ道が長くとも
夢を忘れずに
初心を忘れずに
ただ今は個性と勇気羽ばたかせよう。
「君ならできるさ」
とは言わない
ただ今はひたすら走ろう。
パレットで色をつけよう
この世界に
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