|
|
|
寒い日
|
作詞 mKn |
|
あの日は果たして青い空だったかな
まだ昼過ぎの校庭
メソメソ泣いてる君の横で
ぼくは黙って冬草に寝転んだ
君の教科書に書かれた悪言を
ぼくはただ許せなかった
だからあいつらを殴ってやった
ボコボコに殴られて酷い顔をしたあいつらは
ぼくのことをとんだ糞野郎としか思っていない
その日の放課後
落書きだらけで役たたずの本を
焼却炉に投げ捨てた
それは人間の血潮以上に
馬鹿みたいに赤々と燃えた
夕暮れの帰り道
ぼくが片手でいちご飴を差し出したら
君がやっと笑ってくれた
それで全部チャラになった
ぼくは君が笑顔でいてくれたら
それだけで充分だった
以上
寒い冬の日の出来事でした
(あの日からどんなに時が経っても
ぼくは君を好きなままです)
|
|
|