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3分後の世界
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作詞 飛燕 |
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短いようで長い時間待っている パッケージの添加物眺めてた
少しだけ身体が熱くなる 触れると火傷しそうさ
僕はそれに首を長く待っている
この瞬間を 埋められるものは何?
空想 幻想 恋患い
少し伸びた麺を口に運ぶ 少しだけ僕にはしょっぱかった
昨日流した涙ほどじゃないけど ちょっと耐えきれない
切り替えなきゃ 水を吸ってしまうよ
作り方をよく見ずに作ってしまった 大事な具材が固形物のまま
単純なことに焦っては あたりまえの事にも精が出ない
僕は何かにたぶん取り憑かれてる
この蔓延を 打ち破れるのは何?
愛情 純情 渦に溶けた
残り過ぎたスープをひと口 想いの重さで味がもうわからない
液晶の画面を見ながら 喉を痞える麺をくぐらせた
もう疲れたんだ 残りは捨てて寝ようよ
短い時間をぬけたけれど
それよりもずっと長いこれからが切り拓かれる
普遍的な食べ物と 普遍的な日常は
僕の視界で輪廻転生してるんだ いつだって
またストックしておいてた 賞味期限ギリギリの日常
少し羽を伸ばして さらに塩気の強いスープに興じた
僕は次の刺激を知りたいんだ
待ってないようで 待っている…
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