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海中のアスファルト
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| 作詞 新田拙 |
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幽霊みたいに生きたいけれど
二つに伸びた足は今
地面についてどこまでも続く
望まない明日を指している
自由に動かない手と足を
ぶら下げてここで今
確かに見える目を向けて覗く
望まない今日から抜け出したい
地面を踏みしめれば
摩耗していきそうで
心は熱く溶けて削れていく 前に
海中のアスファルトの上で揺れる
輪郭はぼやけ 光に紛れ 泡を吐く
夜から夜へ飛び出して
朝へ続く夜明けを越えて
幽霊みたいに生きたいけれど
二つに伸びた足は今
これからどこへでも行けそうで
本当はどこへも行けはしない
自由にできない声と目を
持て余しここで今
誰も来ないこの場所で踊る
望まない今日から抜け出したい
海中のアスファルトの上で揺れる
翻り空と真っ直ぐに飛んで 泡になる
ここからどこへ抜け出そう
どこからどこへ行くんだろう
海中のアスファルトの上で揺れる
もう怖くもないよ 漂うだけ
ここからどこへ抜け出そう
どこからどこへ行くんだろう
夜から夜へ飛び出して
朝へ続く夜明けは もう来ない
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