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【奄美大島】
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作詞 GABA |
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なんで奄美大島に生まれてきたんだろう
昔じいちゃんとばあちゃんが結婚したように
僕も君と結婚したい
名前も知りません
親の顔も知りません
ましては話をしたこともありません
どこに住んでるのかも知りません
ただ遠くから見るだけ
君の歩いているところを見るだけ
君とたまにすれ違うだけ
君の後ろ姿が気になり
すみませんと一言
声かけたかった
父ちゃん母ちゃん無理ですか
結婚したいということ
ところで少年の頃
夏に咲く満開のハイビスカスが
綺麗だったんですよ
秋にはすすき
冬には蘇鉄の赤い実
川にはマングローブ
山にはクロウサギ
所々の集落の高倉
たまに出るハブ
そして見渡す限りのサトウキビ畑と
真っ青な青い海に
珊瑚礁
紬と島唄
山の自然は金作原に本茶峠、三太郎峠
周りの島々は
加計呂麻、喜界島、枝手久島があり
そういえば毎年熱い夏には八月踊りに六調
敬老の日には青年団による豊年相撲
そして君、君、君
今どこにいるの
何をしているの
今、今、今
この美しい奄美大島で
僕の顔を見てごらん
僕のTシャツを見てごらん
僕のGパンを見てごらん
僕のスニーカーを見てごらん
好きです
思いっきり好きです
奄美大島での
初めての恋?
最後に一度
手を振って
笑顔をみせてくれないか
シニカゼが強く吹いてきた
夏かな
奄美大島での
二十歳頃の
淡い初恋です
今日もまた一人ぼっち
作成:令和5年6月30日
随筆:GABA
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