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【汚れたセミ】
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作詞 GABA |
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君を抱けるという
簡潔さの恋
裏切られると
怒りがこみ上げてきて
俺に折り重なる
空港の離陸の飛行機に
手をたたいても
振り向かずに
手をたたいても
時間が流れてしまう
汗臭い季節の真ん中に
手を洗って飛行機にバイバイしよう
愛という言葉
白いノートに綴って
涙落とし
早く俺の汚れた顔
鏡に模写して
銭を水道水で流す
いつまで経っても
君に届かない
いつまで経っても
遠くに行ってしまう
白いノートはしぼんだまま
汚れた愛からすぐにサヨナラしたいよ
君にかけるしぐさ
落胆の毎日
うなだれても
また君の家に足が向く
夜の信号機が
黄色の点滅で立ち止まり
一人でいよう
誰も傷つけず
一人でいよう
寂しさに負けずに
もう暑い夏が訪れ
街の人ごみも半袖が目立ってきたよ
セミの鳴き声も汚れて聞こえ
俺のPoemも夏に消えていった
作成 令和3年6月25日
作詞 GABA
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