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生命誕生のそのワケを、そのワケを。
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作詞 まふな |
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宗教家に聞いたらなんて答えるかしら?
科学者なら?
哲学者なら?
偉大な芸術家なら?
そして、あなたなら。
さて、取りいだしたるは金魚鉢 スイカぐらい なかなか大きめ まぁるくぽってり した形に 縁取りは藍色から空色への変わるグラデーション
水を入れる。砂利を敷く。水草を植える。・・・何か足りない。何か入れたい。
そう。金魚でも入れたら可愛い。入れよう。そうだな他に小エビとか貝でもさぁ…
生命の生まれた理由なんてこんなもんだろうさ 実際古い神話も似たようなこと言っ てたりする 創造主とやらの気まぐれなんだろう
中にいながらにして外の世界の存在がわかったり
その中だけで生態系を作れたり
どうだい 地球と金魚鉢はよく似ているだろう?
大地に立っていても宇宙の存在はわかるもの
金魚が、金魚鉢の持ち主に己の存在意義を問うなど愚かなこと 愛でたり鑑賞したり する存在 が欲しかった以上の理由がかえってくるものか 親が子を生む理由だって同 じこと 美しい言葉使ったとこでとどのつまりはこんなとこ
己が生を受けた理由を世間に問うな。親に問うな。ましてや神になど 馬鹿馬鹿しい
ましてや、それで苦しむなど。
さあ。世の全ての捨て子よ、生き延びよ!
金魚鉢ありきの金魚以上の意味なんてどこにもありはしないし、誰も持ってはいない のだ 気まぐれに振り回された観賞魚のままでその生を終えるな。どうせ生まれたなら ば気まぐれを 起こした張本人も羨む程に、その鱗を輝かせ、温もりを得て幸を手にせよ
このアクマより君たちへ、同じ金魚鉢の片隅で、創造主そっちのけで心からの祝福を 贈ろうぞ!
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